SSイベント報告+役員会より

東京女子大学同窓会 埼玉支部の活動のあれこれと役員会からの報告をお伝えします。
武蔵二宮金鑚神社と“地球の窓”長瀞渓谷の秋を愉しむ
バスはさいたま新都心、川越とまわり、最後の集合場所の本庄で全員乗車し、総勢33名で今年の埼玉探訪はスタートした。

最初の探訪場所は、神川町に鎮座する「金鑚神社」である。宮司さんの丁寧でわかりやすい説明を受けた。本殿という建物を備えず、奥の御室山そのものをご神体とする原始信仰の続く古社である。(本殿がない神社は、奈良県桜井市の大神神社、長野県諏訪市の諏訪神社と金鑚神社の三社だけだそうです)
 


江戸時代中期に金鑚神社は武蔵国二宮として位置づけられた。
境内にある重要文化財の『多宝塔』(1534年建立)は、阿保氏が子孫繁栄を願って建てたものである。特別に中まで見せていただいた。
三間四面の複雑な木組みの古い建築に、当時の技術の高さが見てとれた。屋根はこけら葺きで40年に一度葺き換えている。時間の都合で特別天然記念物の「鏡岩」に行けなかったので、別の機会に見たいものである。お話の後、お茶の接待を受け、杜の中でゆったりとした気分に浸ることができた。
 
次は「豆庵」で買い物。
満開の冬桜が往年の美女たちを迎えてくれた。国産の有機栽培の大豆だけを使用し、無添加物の豆腐、ゆば、がんもどきなどおいしい湧水と相まって、どれもおいしく試食しながら、みなワクワクし買い物に夢中になった。スイーツ、お醤油、漬物なども買い物の人気のようだった。

昼食は、「埼玉国際G.Cで会席膳をコーヒー付きでたのしんだ。
見晴らしの良い広々とした特別室での昼食は、とても豪華でおいしく、みな大満足で幸せなひとときだった。

午後の部は長瀞散策である。長瀞を含め秩父地域は2011年9月5日に「日本ジオパーク」に認定された。(「ジオ」は地球や大地を意味する言葉で、貴重な地形や地層のある自然公園をジオパークという。2009年から日本ジオパークの認定が始まり、今では秩父を含め20か所になっている。このうちの、洞爺湖有珠山、糸魚川、島原半島、山陰海岸、室戸の5か所は世界ジオパークに認定されている)

長瀞に「日本地質学発祥の地」と書かれた大きな石碑がたっている。長瀞は古くから地質学の研究がおこなわれてきたところであり、地質学のために長瀞を訪れた宮沢賢治が詠んだ歌碑がある。
  つくづくと「粋なもやうの博多帯」荒川ぎしの片岩のいろ
博多帯にたとえた、パイ皮のように薄くはがれやすい結晶片岩の岩畳の模様を賢治は連想した。



自然の博物館」の学芸員の本間さんから、さらに岩畳の上を歩きながら、わかりやすい説明をいただいた。
長瀞で見られる岩畳にはさまざまな色の結晶片岩があるが主には黒色片岩と緑色片岩になる。緑色片岩は板碑に使われている。
「蛇貝岩」は気づかずに通り過ぎてしまいそうな岩であった。国会議事堂の市松模様の玄関に使われている。
「虎岩」は、色は褐色で表面が虎の毛皮のような模様で、金色に光る結晶が見られた。
小滝の瀬と呼ばれる、狭くて急な流れのところ(舟下りの船頭の腕の見せどころ)をほぼ90度に見えるほどに曲がると、そこから「瀞」と呼ばれる穏やかな流れが約500mほど続く。この先に大小の沼があちこちに見られ、「四十八沼」と呼ばれている。

岩畳の岩石面に「甌穴(ポットホール)」と呼ばれる、すり鉢状の穴ができていた。これは河床のくぼんだところに川の力でおこる渦流によってつくられる。「日本地質学発祥の地」の石碑の側面にも小さなポットホールがいくつも見られた。本間さんの話はまだまだ終わりをみないようであったが、時間の都合でお別れとなった。



そして最後の休憩場所の「長生館」へ。
長生館の心づくしの豪華なケーキセットをゆっくりと楽しみ、一日の疲れをとることができた。

今回の埼玉探訪は、朝早く、帰りも交通事情の影響もあり少々遅くなったが、ほぼ時間通りに進んだ。これは参加くださった皆さまのご協力と運転手さんの安全運転のお陰と思います。お疲れさまでした。そしてありがとうございました。
次回も多くの方のご参加をお待ちしております。

                       (T.M)

※当日のアルバムは→ こちら
| 埼玉探訪 | 23:53 | comments(2) | - |
第5回プチさいたまの会
☆ 2011年 10月 13日(木)
☆ 浦和コミュニティセンター 10階 第13集会室
☆ 参加者 35人

[第一部] 講演 「暮らしの中の放射能汚染を考える」
 
    講師 消費生活アドバイザー 大前 真寿美さん
講師


◎ 今、問題になっている内部被爆に関して

内部被爆とは、放射生物質が、空中を浮遊し、水や野菜に付着、呼吸・飲水・食事を通じて、体内に摂取され、肺と胃から血液に 運ばれ、全身のどこかの組織に沈着し、アルファ線・ベーター線を 放射しつづける。そのため、体細胞がきずつけられて慢性の疾病を
ゆっくり進行させたり、生殖細胞が傷つけられ、子孫に遺伝障害を残すことになる。

人間は自然放射線を体外に放出するメカニズムを身につけてきたが人工放射線は自然界の金属やミネラルに似ているため、人体は間違えて体内に取込、新陳代謝のメカニズムに混乱。人体は微量元素を濃縮する作用と機構をもつので、本来なら栄養を吸収するメカニズムが、放射性物質を濃縮してしまう。

長期間、低放射線の体内放出はDNA損傷し、生殖線、造血組織、胎児など細胞分裂が速い場合に起き、またたやすく細胞膜を破壊する。

50才以上には放射能の影響は少ないが、子どもたちに関しては影響が大きいので、食品などに国は正しい「検出限界値」表記するよう管理し、消費者は総合的に考慮して自分で守るべきだ。

◎ 原子力発電所の問題点

原料採取・ウラン精製・濃縮ウラン製造・発電所メンテナンス・核燃料廃棄物・原発解体・事故、六ヶ所村核燃料再処理工場 もまだ困難な問題点が多々ある。
   
◎ 節電

貴重な電気は姿を変化させるたびに3分の2のエネルギーを捨てて作る姿を変化させるたびに、損失が生じる

 [発電所] 化学エネルギー → 熱エネルギー → 運動エネルギー → 電気エネルギー
 [家庭] 電気エネルギー → 熱エネルギー
     
家庭での上手に節電はアンペアダウン(電力契約量を小さくする)

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 皆が空気を吸い、食品を口にする事、生きていく事に関係している問題なので興味深くお話を聞きました。

[ティータイム]   お菓子をいただきながらの歓談。

出席2度目とか県外でも隣の赤羽に移られた方の出席は嬉しい事でした。
どんどんと新しい方のご参加をお待ちしています。

[第2部]  新聞紙でエコバッグ作り


 作り方をモデルを使って写真を撮り、オリジナルのカラープリントをYさんが作ってくださり、手芸部の有志の方も助けていただき指導者達がお手伝いをし、新聞紙で袋を作りました。
エコバッグ作り     
 新聞紙の広告等カラーの面を出しながら、製作していきました。
エコバッグ


可愛い図柄やインパクトのある絵柄等、思わぬ程素敵なバッグが出来上がりました。後ほどこの説明書をみながら、研究し、面白い作品を作っていただきたいと思います。これからは新聞を広げると、色のついた紙面に目が止まるのではないでしょうか。

午後4時30分頃プチさいたまの全体会はお開きとなりました。

当日のアルバムは こちら
                         
                (Y . A) 
| さいたま市地区ミニ支部会(プチさいたま) | 14:31 | comments(3) | - |
第10回コスモスの会

 

 

10コスモスの会

2011107日(金)開催

 

小江戸川越ぶらり散策(観光コースをはずし、川越の歴史の扉をそっと開く)          

参加者20名(中1名は支部活動初参加)

9:40am川越駅集合。Mさんは体調が悪く午後のみ参加できるかもという連絡。行き違いがありFさんを駅に残したまま「小江戸名所めぐりバス」で出発。喜多院下車。中院まで78分の距離を歩く。Fさんとも無事連絡がつきタクシーで中院へ来てもらい合流。 大変な失態で深く反省。

中院は東照宮の南に位置し、昔は星野山無量寿寺、北院・中院・南院の中心であっただけに、趣のある静かな境内。本堂前にはみごとな「しだれ桜」がある。ここは島崎藤村の義母、加藤みきの墓があり、藤村が義母に贈った茶室「不染亭」が移築され、藤村書の「不染の碑」がある。 この由緒ある茶室で静かなお茶のひと時。

2班に分かれてお茶とおいしいお菓子をいただく。
                                  

 
   副住職のお点前でお茶 

    

ぶらり散策の名の通りゆったりとした時間をとり、中院の本堂、庭園をそぞろ歩き、東照宮への階段をのぼったが、中には入れず….
 
柵の外からの写真。


 






 

喜多院を通り、それぞれに見学。家光誕生の間も何人かがおとずれた。

バスの時間までに余裕があったので一息休憩、簡単な自己紹介。

52年卒のHさんは支部活動に初参加とのこと。

若い方々の参加も嬉しく頼もしかった。川越に詳しいK代表と2人のSSさんの解説が貴重だった。

 

さて、お楽しみの昼食は笹川で。バス停から3分ほどの場所。大正のロマンの香りのする料亭。

 

        

   

昼食に満足してバスに乗り川越市立博物館と新装なった川越城本丸御殿見学。

 

最近のTVドラマ「仁」の撮影されたところとか。

                              


 

      

 

最後は詰所で3人の老中が何をしている? 

いえいえ3人麻雀ではありません!地図がぼろぼろになったので取り外したとか….

 

絶好の散策日和を味方につけ、最後はまた一日フリー乗車券を使い(¥300で4回使用)多くの思い出とともに帰途についた。

 

叶さんを始め川越組のかたがた有難う!

       (KI)

 


アルバム→ こちら



| コスモスの会 | 13:46 | - | - |
志木ミニ支部会  「メルヘンの世界に遊ぶ1日」

= 報 告 =

2011年度志木ミニ支部会 

「メルヘンの世界に遊ぶ1日」

=「大東文化大学ビアトリクス・ポター資料館」

        と「こども動物自然公園」を訪ねる=

2011929日(木

 

ピーターラビット、あひるのジマイマ、ふくろうのブラウンじいさま・・・、レッサーパンダ、フンボルトペンギン、コアラ・・・

残暑もおさまった爽やかな秋日和のもと、志木ミニ支部の9名は、絵本や動物の世界にひたる楽しい時間を過ごしました。



志木ミニー玄関


まず10時半に「大東文化大学ビアトリクス・ポター資料館」を訪れました。この資料館は、東武東上線の高坂駅からバスで7分ほどの「埼玉県こども動物自然公園」の敷地内にあり、建物はイギリス湖水地方のヒルトップ農場を再現しています。前もってお願いしていた学芸員の案内に従って館内を見学しました。この日は、学芸員をめざす学生の実習生3名もサポートしてくださいました。

ここでは、ポターの生涯やナショナルトラスト運動における活動を偲ぶことが出来ますが、何よりも「ピーターラビットのおはなし」シリーズに関して、100年前の初版本の数々をはじめ、その他の貴重な出版物や資料の蒐集に圧倒されます。小さな絵本の温もりのある色彩や装丁・・・、また改めてゆっくり見学したいと思いました。 

 志木ミニーランチ

 次は資料館前の木陰のベンチで、ピーターラビット関連のフィギアや小動物を眺めながらのお弁当タイム。Aさん手配のお弁当の中身はもちろん、自然の中での食事は何よりのご馳走でした。


志木ミニーぽっぽ

 その後は、わくわく動物園ツアーです。
「同窓生の顔だけでなく、動物の顔を見られてよかったわ〜」なんて言葉を発する方も。「彩ぽっぽ」という線路の無い巡回トロッコ(?)に乗って、園内を移動。トロッコの中を吹き抜ける心地よい風に歓声をあげました。

志木ミニーお茶

 2時半過ぎに動物公園を後にして、近くのイタリアンレストランでケーキやお茶をいただきながらの反省会。今回は下見無しの催行でしたが、ハプニングもまた楽しで、皆さんの評価もよく、無事に終了となりました。
おつかれさま〜、また次回のイベントをたのしみに〜。


 

| 志木地区ミニ支部会 | 10:11 | - | - |
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