2011.06.07 Tuesday
映画「ふみ子の海」韓国上映報告会
一昨年埼玉支部で上映した「ふみ子の海」を小澤秀子さん(58文英)がコツコツと韓国語に翻訳しハングルの先生、多才な友人たちの協力により韓国語の字幕が完成。5月17日ソウルの姉妹校誠信女子大学で上映。上映会には監督ご夫妻も自費参加、支部からは小澤さん、武田智子さん、小河徹子の3名が参加した。
この3名による報告会が下記の通り実施された。
☆ 2011年6月3日(金)午後1時30分〜午後4時
☆ 浦和コミュニティセンター第6集会室
☆ 出席者:27名
◇「プチさいたま」石井代表 あいさつ
小澤さんが2年間コツコツと翻訳し、韓国での上映が実現した。努力のたまもの。また今回、運よく会場も取れ、総会の時に案内状も配ることができ、早速報告会を実施でき嬉しく思う。
第1部 上映会&旅行報告
◇小澤レポート
(映写ホール入口の看板)
全日程の概要と誠信女子大学の上映会について、パワーポイントで詳細報告。
上映会当日の同じ時間に、急きょ韓国テレビ人気番組収録が大学で行われることになり、学生が集まるか心配の中で100名を超える学生が集まる。学生たちは、笑ったり、拍手をしたりしながら熱心に映画を見て、寝ている学生はいなかった。
(映画会が始まる直前)
その後の監督との交流会にも30名を超える学生が参加。全員日本語学科の学生たちで、日本語で活発な質疑応答が行われた。
(監督を囲むミーティング)
また字幕についてのアンケートには64名の学生が回答。厳しい意見の1名はいたが、おおむね分かりやすかった等好評の回答が得られた。反省としては、日本の映画全般についての感想を聞かなかったことが残念だった。
全日程を小澤さんの友人である金世東、金秀妍夫妻が案内してくれた。また、誠信女子大の卒業生、チェ・ユジンとそのお母さんも駆けつけて、私たちとの交流を深めた。
◇武田レポート
18日見学したチャンドックン(昌徳宮)について、パワーポイントを利用して報告。李氏朝鮮第3代王太宗が1405年に建てた離宮。ユネスコの世界遺産に1997に登録された。
「宮廷女官チャングムの誓い」で王様と散歩しているシーンはこの池のほとりで撮影された。オンドルがこの時代でも設置され、床暖房が施されている。
芙蓉池(プヨンチ)・芙蓉亭(プヨンジョン)
尊徳亭(ソンドクジョン)の天井画
尊徳亭(ソンドクジョン)の前で全員記念撮影
◇小河レポート
焼肉はもちろん、高級店の韓定食から、屋台にちかい店のトッポギ、海苔巻、ソルロンタン、お粥、ユッケジャンという辛いスープ、冷麺等ありとあらゆる食事をしてきた話に、是非次の機会に行きたいという人が出てきたことと思う。
第2部 茶話会
講義形式の机をロの字に変え、韓国のお土産のお菓子とロールケーキ等を食べながら、和気あいあいの懇談会。
今年の秋には再度、韓国で「ふみ子の海」を上映予定であるとのこと。
(小河記)