2009.06.17 Wednesday
「ふみ子の海」上映会
6月15日(水)の午後、浦和パルコの上のコムナーレで
東京女子大学の卒業生の粟津キヨさんをモデルにした映画
「ふみ子の海」が上映され263名の観客がいらして下さいました。
この映画を埼玉支部が上映会を開催することになったのは…
一年前に良質な映画を上映している埼玉映画文化協会
=映文協の主催で埼玉会館でこの映画が上映されました。
その時に観て感激した交流奉仕部の小澤さんと新井さんが
「この映画を埼玉支部でやりたいわね〜」と思ったことから。
最初は実現するなんて難しいと思っていましたが、
交流奉仕部で相談するとそこはポジティブシンキング、
SS精神に溢れたメンバーが揃っていますので
「やってみましょう!」
ということになり
埼玉支部としては初めて外部の方も受け入れ
予算も大きいのでじっくり準備することになり
・交流奉仕部
・コスモスの会
・プチさいたま
・役員会
それぞれから有志を募って半年後の12月に
正式な実行委員会が立ち上がりました。
その後、場所や値段の設定からチラシの文面作りから
副音声の導入と目の不自由な方への対応など
活発な議論に満ちた会合を5回
議論を尽くすためと連絡事項のために
11人でやりとりしたメールは100通は下らないと思います。
メンバーのつてで映文協とも密に連絡を取ったり
一人ひとりがそれぞれ持つ力を出し合って補い合って
大勢の方にこの映画を観てもらいたいと一つになりました。
会合では真剣な話し合いの合間は笑いに溢れていて
本当に楽しかったです。
チケットは売れに売れて1ヶ月前には予定枚数になりました。
視覚障害者協会へも連絡をとって何度もやり取りし
同窓生のお知り合いの方たちにもお声をかけていただき
20名ほどの目の不自由な方に来ていただきました。
こんなに目の不自由な方が多く来て下さるのは
珍しいと言われました。
当日は実行委員会だけでは手が足りず
お手伝いを大勢の方にお願いしましたが、
視覚障害の方の案内、控え室の準備、椅子の出し入れ、
受付、写真係、などなど、
どなたもにこやかにテキパキとこなしてくださり
本当に見事でした。
ご協力ありがとうございました。
副音声の貸し出しラジオもご持参のラジオが
チューニングがあわない方にも使っていただいたり
余分に用意しておいて良かったです。
そして、上映後にサプライズの監督トークが!
たまたま知り合いに遭えるかと立ち寄った監督を
1年前に上映会を思い立った小澤さんが
「監督…(のお知り合い?)」と聞いたら
「はい!」
そしてやはり1年前に上映会を思い立った新井さんが
一生懸命監督にお願いして、ご挨拶をしてくださることに。
これがご縁なのでしょうか。
監督の映画をつくった経緯とか
続編が撮れたらいいのにというお話とか
全国各地で今も上映会が続いていることなど
いろんなお話をお聞きしました。
会場の方に何か質問がありますかと声をかけると
目の不自由な方たちから
「以前に観て感激しました。
私も中途失明で最初点字を覚えるのがイヤでしたが
映画を観て勉強できる幸せを実感しました。
頑張らなければと思いました。
あと2〜3回観たいです。」
他には「子役をどう選んだのですか?」とか
若い頃に粟津さんとお知り合いだった方の
「キヨさんはしっかりした方でした。」というお話とか
映画の余韻に浸りながら興味深く伺い、
ホールが幸せな雰囲気に包まれました。
「ふみ子の海」公式サイト
支部の写真館にアルバムがアップされました。click here
心配されたお天気も帰りの時間にまだ降り出さず
今までやったことのない規模のイベントでしたが大成功でした。
来て下さった方、お手伝いしてくださった方、
本当に皆さまありがとうございました。
嬉しくて自画自賛モード全開の報告でした。
大変失礼いたしました。
(ひさごん)