SSイベント報告+役員会より

東京女子大学同窓会 埼玉支部の活動のあれこれと役員会からの報告をお伝えします。
“バスで巡る 近代産業の父「渋沢 栄一」ゆかりの地 深谷”
2008年埼玉探訪

10月29日(水)、鰯雲が浮かぶさわやかな秋晴れ。本川越、川越、深谷と3箇所の集合地から45人を乗せた白い大型バスでの一日は、支部長はじめ役員の方々の入念な下調べと、原さん等熊谷ミニ支部会の地元の方々の行き届いたお世話を得て、深谷血洗島の渋沢栄一生地「中の家」訪問から始まりました。



栄一が子供の頃遊んだ池、号とした「青淵」も見て、白亜の建物、栄一記念館に移動。まず「日本の夜明け」という大政奉還時のパリ滞在を主とした15分ほどの映画をみて、バスの中の佐多さんの解説に合わせ、初歩知識を得ました。続いて、調理室で、Y前館長とボランティアお手作りの「煮ぼうとう」、地元取れ取れの野菜料理・漬物、デザートまで付く心もお腹も元気になる昼食をいただきました。


 午後は記念館北側の「正面」に出て、大きな栄一像を背景に遠く赤城の山々をのぞみつつ、Y前館長の解説で、江戸は藍の畑、明治は桑畑がひろがり、中瀬とよばれた旧河岸に江戸(東京)への船の行き交う風景を思い浮かべ、やがて栄一の提案で鉄道が引かれていく昔を偲びました。その気持を持続しつつ館内展示へ。「論語・算盤」というステンドグラスの文字は、500以上の企業、600以上の公共事業へ関わった彼の根本精神「道徳経済合一」を示しています。




次はバスで10分ほど離れた国指定重要文化財「誠之堂」・県有形文化財「清風亭」へ。いずれも瀟洒な第一銀行(栄一が長く頭取を勤めた)関係の大正モダンの建築、東京瀬田で取り壊し寸前のところを深谷市の英断で移築したもの。前者は煉瓦造り、後者はスペイン風コンクリート造り、移築のご苦心もさることながら、ボランティア解説者の案内で入れていただいた内部に皆は感嘆の声をあげました。中でも栄一を中国の貴人に見立ててその喜寿を祝う誠之堂大広間のステンドグラスは、栄一の徳望を充分物語るものでした。

最後は日本煉瓦製造会社旧工場です。これは整備されていず、未公開のものを特に見学させていただく貴重な経験。市の職員の説明でまず旧事務所を見せていただきました。ここは技術指導のドイツ人の住宅としても使われ、最盛期の工場の模型も展示してあり、栄一が地元の上質の粘土産出を良く知っていて井上馨の相談をうけ、明治20年この地に設立したもので、昭和40年ころまで活動していたそうです。少し離れたところに工場の主体「ホフマン輪窯」があります。18,000個の煉瓦を焼く部屋が18もある大きいもので、トタンの覆い屋の鍵を開けての中にあり壮観でした。明治40年ころドイツ人ホフマンの設計図により、最盛期は月間約650,000個生産していたそうです。


 さて本日の見学はこれで最後。スケジュール表を片手に、「すみません、急いでください」という役員の方、一生懸命バスに乗り降りした参加の皆様ご苦労様ということで、3時のティータイムは、事前に飲み物希望をとり、「グランドホテル深谷」に着くと「好きなケーキの前にお座りください」というすぐれもののご準備。皆はおいしいケーキをゆっくり食べ、45人自己紹介をし、必要事項の連絡があり、バスと電車に別れて解散。
夕日の沈むのを車窓から見つつこの有益な一日を終わったのでした。( 森 )

アルバムはこちらから → 写真館

| 埼玉探訪 | 21:26 | comments(3) | - |
第2回さいたま市地区ミニ支部会(プチさいたま)の報告
昨年念願のプチさいたまミニ支部会を立ち上げてから早1年が経ち10月15日(水)に第2回会合が開かれました。会場は昨年と同じパルコ(浦和駅東口)10Fの浦和コミセン。

素晴らしい秋日和に恵まれました。幹事たちは11時前に集まって第14集会室
の東側のブラインドを全部引き上げ 明るい会場にテーブルで6つの島をつくりました。

今回は正村先生ご指導によるプリザーブドフラワーを使っての作品制作ということで、参加者32名のたくさんの花材が先生はじめ先生をご紹介くださった小林さんと倉本さんによって会場に運び込まれました。やさしく扱わないと壊れてしまうバラやカーネーイションを幹事もお手伝いして丁寧に各テーブルに配置し 早々に準備完了。

定刻1時に司会役の倉澤さんの明るい声が会場に流れました。石井代表のご挨拶にひきつづき講師紹介。講師によるプリザーブドフラワーについての簡単な説明のあと いよいよ制作指導開始。

ほとんどの方が初心者で、はなびらを壊さないよう 散らさないよう真剣なまなざしで針金を差し込んだり ペンチで切ったり・・・。約20本のパーツが出来上がり 器の周囲にアイビーを配し中央にバラを中高に、それを囲むようにやや低めにカーネーションをと、次々に差し込んでこんもりと密にまとめあげ最後にリボンを飾りました。
作品
それぞれのテーブルの上には出来上がった作品が並び 一気に会場がはなやかでエレガントなムードに包まれました。きっと作品の一部が新年会のテーブルを飾り皆様のお目に止ることでしょう。

つづいてティータイム。用意された数種のお菓子をいただきながら講師の先生のお話も交えながら談笑。3人の新人の自己紹介など。

その後はこれまたお待ちかねの平沼さんの「歌とともに生きる人生」と題したショートスピーチ。まずは和歌と短歌についての説明。そして明治天皇と歌を通して深く関わられた曽祖父さまの元で幼児期を過ごされたこと、そして小、中、高、女子大、OL,主婦の時代と常に平沼さんの身近にあり心に深く残った歌を紹介されました。その後は万葉講座に参加されたり加藤克己氏に師事されて研鑽を積まれ現在に至っておられます由。声に出したい日本の名短歌 興味深い歌など10首を紹介くださり 皆で声をそろえて詠じました。久しぶりに静かな中にも何とも言えない心の高揚を感じ貴重なときを共に過ごしました。

最後に支部長の佐多さんのご挨拶と今後の行事予定のお話があり予定どう午後4時閉会、解散。
 
また来年もみなさまのご要望 お力添えをいただき 楽しく有意義な催しにしたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
(相川洋子)
| さいたま市地区ミニ支部会(プチさいたま) | 13:00 | comments(5) | - |
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