SSイベント報告+役員会より

東京女子大学同窓会 埼玉支部の活動のあれこれと役員会からの報告をお伝えします。
第7回コスモスの会
5月26日、浦和コミュニティーセンターにて第7回コスモスの会が開催されました。

今回は参加者51名、プチさいたまの協力を得て大盛会でした。



11時、前支部長Iさんのご挨拶で開会し、現支部長Sさんの挨拶と続きます。その後、新規参加者の紹介が始まり、なごやかな雰囲気のなか、おいしいお弁当をいただきながらお話がはずみます。今回は初めての試みとしてごみ削減のためマイカップを持参していただきました。

また各テーブルには「折り紙の会」のメンバーの力作「あじさい」が飾られていて優雅な食卓を演出しています。

この日の名司会は「お茶の会」の先生としてご活躍のSさん、Sさんのお話によると、何と、このお弁当、調理人さんが早朝4時から眠い目をこすりながら作ってくださったそうで一同、ありがたくおいしくいただきました。

1時からはW市の長寿あんしん課から新進気鋭の福祉専門家、Tさんを講師に「高齢者医療とこれからの介護予防」の講演を聞きました。

今、何かと世間をにぎわせている高齢者医療と介護保険ですが、予防の重要性を力説、介護保険はあくまでも自立する手段としてあるべきだとのお話には一同、大きくうなずきます。

ヘルパーさんをお手伝いさんがわりにお願いしてはいけないのです。



われらが埼玉県は現在高齢化率はさほど高くはないけれど将来的には高齢者が増えるという予測もされていて早急な対策が必要なようです。

一人暮らしの高齢者も増えるなど、自立支援は急務の課題。そのためには意欲目標を持つこと、ころばない、むせない、などに気をつけることが肝心だそうです。

そのためにTさん、W市にカジノあり、マージャンあり、の楽しい「高齢サロン喫茶」なるものを作り、高齢者の方に喜ばれているとのことです。

また「地域包括支援センター」を創設、ドクター、後見人なども参加していただき高齢者を総合的にバックアップするシステムも成功しているそうです。

このようなバイタリティあふれるアイデアマンの「お役人さん」がいらっしゃることは大きな驚きであり私たちにとって大いなる希望でもあると感じました。

ユーモアたっぷりの話しぶりに皆ひきこまれ、2時間があっというまに過ぎてしまい・・・



その後、Kさんから介護予防体操を教えていただきAさんの閉会のご挨拶、有意義な一日が過ぎていったのでした。    (A)
 
| コスモスの会 | 19:13 | comments(5) | - |
"残しておきたい色の伝統"08年度第2回「銀座の教室」

5月23日「出会いで学ぶ銀座の教室」に出席しました。先ず司会の「鞠子先生」、引き続き貫禄の石原さんが今日のスピーカー伊原昭氏を紹介されました。 何と91才!壇上に上がられた伊原さんは先日の青木玉さんと同じくとても上品な方で、シルバーヘアがよくお似合いの優雅な物腰の方です。

東京女子大卒業後、日本大学大学院終了
文学博士
国立国会図書館を経て、和洋女子大学
梅光学院大学教授歴任、梅光学院大学名誉教授

半世紀を掛けて「万葉集」など古典文学に表現された色彩を丹念に収集、分類して完成させた「日本文学色彩用語集成(全5巻)」の業績により、ビューティサイエンス学会賞、エイボン芸術賞などを受賞。受け継がれてきた日本の伝統の色を後世に伝えて行きたいと、現在も意欲的に研究に取り組んでおられます。

日本文学に出てきた「色」の研究、全く異色なものだと思うのは私だけでしょうか? 文学作品を通じてどんな風に「色」が描かれているかを上代〜平安時代〜中世〜徳川時代〜近世までの研究が終ったと淡々とお話になる伊原さん(あえて“さん”と呼ばせていただきます)。実に50年もの歳月をかけ、200余の古典文学に描かれた色彩表現を採録・収集して一枚一枚カードを作り、それをもとに「日本文学色彩用語集成」が完成されました。色彩表現の中に脈々と受け継がれてきた、文学に見る日本独自の社会性や文化を知る上の貴重な資料は建築家・染色家・衣料関係者などなど多くのジャンルの専門家にとってのバイブルとなっているそうです。

伊原さんの「色」との出会いは、戦時中疎開先の図書館で十数巻に及ぶ「万葉集」とであったところから始まりました。一字一句に歌われたさまざまな色彩表現に触れると、まるで絵画を見ているような感覚になったとか。戦後帰京した伊原さんは国立国会図書館に勤めながら日本大学大学院へ進まれ、「古典の中の色彩」を研究し、図書館で不要になったカードに色彩用語の原文をそのまま書出していく作業を始められました。その数はなんと15万枚!

万葉集にも沢山「色」が詠みこまれている、「色」に託した心情的な和歌もある。と例えば野草の露草。万葉時代には染料として使われていたが、たとえその色が褪せ落ちようとも私の心は変わらないという恋歌もあるとか。色々具体的な例をあげて説明してくださいましたが、ポーッと聞き入ってノートをみてもチンプンカンプンな私です。ただ着る人の人柄により、同じ着物でも美しく見えたり、醜く見えたりするとか、光源氏が女性に衣類を贈る時のエピソードなど心に残りました。

江戸時代の「通」とか「粋」は黒だったとかそれぞれの時代の色についても言及されました。また「黄」という色は万葉集4,500首の中には一回しか出ていないとも… .一首、一首万葉集全部に目を通されたのです!

最後に、古くから伝わる色は、植物など自然のなかにあるものを材料としていて、まさに日本の風土と一体になっており、これは有難い日本の伝統ですと締めくくられました。長い間ひたすら「色」にこだわってきたのはこうした素晴らしい伝統が消えてしまうのはあまりにも勿体なかったからという思いが支えになったそうです。その思いに言葉も出ないほどの感激をうけました。

聴衆からの質問には目を輝かせて今後もこの研究を続けたいと本当に生き生きと抱負を語られました。楚々とした控えめな伊原さん、私たちの、いえ日本の宝です。

花束贈呈のあとは「鞠子先生」の体操。今日は椅子を前におき軽く掴まって、腿を90度になるまで上げる足踏み。全員元気に150回やりました。毎日つづけるのが健康維持に大事です!

埼玉支部からは7名参加、例によって短い時間でしたがご一緒にお茶をして、心満ち足りて帰宅しました。

ご一緒した方々どうぞ補足してください。利休ねずみとか“ろこう茶”とかの色の名前も沢山出てきましたね。どうもよく纏められないのでよろしくお願いします。

 



| 銀座の教室 | 12:02 | comments(6) | - |
第11回「埼玉支部の集い」の報告
第11回「埼玉支部の集い」は2008年5月17日(土)午後1時より大宮ソニックシティー市民ホールにおいて73名の参加を得て開催されました。



★第1部総会は叶玲子さん司会のもと、校歌斉唱、佐多支部長挨拶で始まりました。次に、支部長司会のもと総会議事の第1号議案と第2号議事案が提出されそれぞれ無事承認されました。 また部屋の後部には青木玉さんの著作や同窓会本部と支部のイベントのお知らせや写真が掲示されました。


★第2部は、青木玉講師(49専国)による講演「いま思うこと」が行われました。 
 

 
 青木さんはそのスリムな長身を紺色のお着物に包み白地に若楓の帯をしめられ、とても80歳近い方とは思えぬお姿でお見えになりました。 厳格な祖父幸田露伴と愛情あふれる母幸田文のこと、そして特に東京女子大で受けた教育のことなどを、聴く者をしてあたかも随筆を読んでいるかのように感じさせるお話しぶりでした。 内容は露伴と文さんのことは報告文の量の関係上割愛させていただき作品で読んでいただくとして、青木さんが今回最もお伝えになりたかった女子大でうけた教育の偉大さということに絞り以下のようにさせていただきます。

  学校教育というものは、ただ知識の授受だけでなく、何か事に遭遇した時に発揮される個人の能力や、集団たとえば同窓会活動における助け合う力とお互いを理解しあう力をも育むものである。(ここで昨年入院中の夫君を東京に残しての同窓会名古屋支部での講演の際に受けた見ず知らずの同窓生たちからの深い配慮の数々を、ぜひ今日伝えたい事として話された)
 また学校というものは有るようなものであり無いようなものでもある。しかし当たり前に先生がおり同級生がおり一緒に時間を過ごしたというただそのことだけで、難局を切り開く力が内から外から与えられる有難さがある。 事に当たって「頑張って乗り越えてみよう」というほうに賭ける気持ちを持つことができる。 こうした力は、女子大での生活を通して知らず知らずのうちに分け与えられた新渡戸先生と安井先生の建学の精神によるものであろう。 そのことに気づくか気づかないかは別として、母校に寄せる心を形にならなくてもよいので持って欲しい。
  
 非常にかいつまんだところ以上のようなお話でしたが、わが埼玉支部の交流や活動はまさにこの建学の精神を地で行っているようで誇らしくも嬉しくも思いました。



★第3部茶話会は玉水祥子さんによって進められました。 青木玉さんもご参加くださり、和やかな歓談、美味しいケーキと飲み物、これぞ親睦の真骨頂ともいうべきひとときでした。 新規参加の方々の一言ご挨拶や若い同窓生がたの参加で支部にまた新しい風が吹くことを感じました。 青木玉さんを囲んでの各グループでの写真撮影も行われ、石井、小澤両カメラマンが活躍してくださいました。 またこの部屋の一隅で、手芸の会の作品が展示されました。 <NH> 
  

  
| 総会 | 23:46 | comments(8) | - |
所沢ミニ支部 桐の花


川越ミニ支部のSさんと従姉さんのNさんがご参加くださり、6人で狭山丘陵の堀之内 に桐の花を見に行きました。開花状況を気にしながらバスに乗りましたが車中からあちらこちらに咲いているのが見え ”ホラッ!咲いている” と指さして歓声をあげました。
3月に行ったと同じコース・・・緑の博物館に向けてのコース・・・を歩きましたが木々が目にも鮮やかな新緑に染まり日差しをうけてとても綺麗でした。ハイジの丘を過ぎると今日のお目当ての桐の木の林がありました。上を見上げると淡い紫色の花がうつむきかげんに上品に咲いていました。初めて見ました。木の花とも思えないような美しさでした。一面薄紫の空が広がったようでした。



帰りの道すがら色とりどりに咲いている金仙寺周辺のお花を見て、そのあと早稲田大学の食堂で昼食、食後にはソフトクリームをとても美味しく頂きました。
7月にはミューズで開かれるパイプオルガンのコンサートに行きましょうという話が持ち上がり、その前に皆さんとお食事をする予定となりました。

嬉しい5月の一日となりました。





| 所沢地区ミニ支部会 | 19:49 | comments(3) | - |
志木ミニ支部バーベキューパーティー
5月8日、かねてより計画していた秋ケ瀬公園でのバーベキューパーティーを開催いたしました。




お天気は程よい曇り空で日焼けが気になるお年頃には好都合です、食糧を買い込みいざ火おこしを・・・これがまた大変、一苦労です。熟年のベテラン選手に教えていただきやっとお食事にありつくことができました。



今回はプチさいたま、川越ミニ支部からゲストをお迎えし、12人が参加という大盛況。フルーツや和菓子、おにぎりなどの差し入れなどもあり食卓も充実、楽しいお話に花が咲きました。




後かたずけをしたら腹ごなしに公園内を散策、新緑を満喫した後、坂井代表からご挨拶をいただき、楽しかった思い出を胸に三々五々家路につきました。



  (S.A)
| 志木地区ミニ支部会 | 17:33 | comments(2) | - |
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