2008.04.19 Saturday
出会いで学ぶ銀座の教室 2008年度第1回
出会いで学ぶ銀座の教室 2008年のテーマは 「アンチエイジング」
第1回の4月18日(金) アンチエイジングのすすめ −肌の若返りー講師
塩谷信幸氏 (北里大学名誉教授 AACクリニック銀座名誉院長)
私は銀座の教室には始めての参加でした。ひどい雨でしたが会場は満席で、
支部からは10名参加。いかにみんな若々しくありたいかというあらわれでは
ないでしょうか。
司会の鞠子先生がお若いのにびっくりいたしました。卒業以来はじめてお会いしたのですが、少しも年をとっていらしゃらないような印象でした。体育館での授業が思い出され懐かしさで胸がつまるおもいでした。
塩谷先生は初老のとても素敵な紳士でパワーポイントを使って、てきぱきと専門的なお話しをなさいました
人間の年齢には暦年齢と生物学的年齢(リアルエイジ)があり、加齢とともに老化が進み、最後に寿命(死)をむかえる。いかに老化の速度を遅らせ、
リアルエイジを若返らせるかがアンチエイジングの目標。老化の原因はいろいろあり、主なものとて
1.細胞時計説 2.内分泌説 3.免疫機能低下説 4、DNA損傷説 5.
活性酸素説 があげられる。活性酸素を増やすワースト3は紫外線、ストレス、タバコ。 人間の寿命は120歳が定説で最高長寿者はカルマンさんで122歳。
抗酸化が老化防止の決め手。 1.適度な運動 散歩なら誰でも出来る、2.
バランスのとれた食事 カロリー少な目(約1800カロリーまで)、水分多目に(約2リットル)、脂肪25%、 炭水化物 60%、蛋白質 15%,3、メンタルアクテイビテイ が大事。肌の老化の原因は 1.光老化 紫外線による.
ダメージ 2、細胞の酸化 3.皮膚の乾燥 4.皮膚の非薄化
それに対してさまざま治療法がある。化粧品、ケミカルヒーリング(ヒアルロン酸、コラーゲン、ボツリヌス菌の注入) たるみやしわをとる手術。美しく楽しく生きられる人生を目指しての アンチエイジング5か条 1.いくつになっても男と女 (おしゃれが大事)
2.肌の若返りは心の若返り 3.バランスの良い食事と適度な運動 4.
よく笑い、よく話し、よく噛む 5.長生きこそ最大の誇り。
先生のお父様についての話が印象的でした。
85歳まで内科の開業医をなさり、引退後熱海のライフケアマンションでゴルフ三昧の生活。理想的な老後の生活とみえたのに、自分は社会に役立っていないのではないかと落ち込んだ。ところがある日マンションでトラブルがあり、その調停役に引っ張り出され、問題が解決。その後自治会の世話役を引き受けたり、執筆活動や、講演旅行にと生きがいのある老年を過ごした。100歳のときの写真を見せてくださいましたが、本当に元気はつらつとしておられました。(106歳で逝去) サクセスフルエイジングとしは疾病予防、判断力と体力、社会生活 の3つのリングの大切さをしっかり確認しておく必要があるということです。
鞠子先生が肩甲骨を動かす運動をご指導くださり、若く見える最大のポイントは姿勢を意識すること、腹筋と背筋をきたえ、足首を前後に動かすことが大切、とのお話が何よりも心に残りました。前からだけでなく、横から、後ろからも自分の姿をみてみましょう。(K)