12月2日(土)川越市医師会主催の第2回川越脳神経疾患研究会市民講演会 『 脳出血について考えよう!!』に出席してきました。会場は、今年の新年会が行われた川越プリンスホテル。講師は、埼玉支部会員 Mさん(79文英)のご主人埼玉医科大学総合医療センター脳神経外科教授 松居徹先生。日本人の死因のトップを占める脳出血のお話、それも地元の医療機関の講演ということで始まる2時頃には、800人収容の会場がいっぱいになりました。
講演で私の記憶に残った内容は、
★寝たきりになる原因のトップは、脳卒中(約4割)、痴呆、骨折。
★脳疾患にかからないように片寄った食事、運動不足、ストレス、喫煙、過度の飲酒に注意すること。
★血圧の高い人は、早く病院で治療を受けることで、もしもの時でも症状が軽くすむこと。
★65歳を超えたら血圧の管理をすること(血圧計を一家に一台)。
また、ビデオで実際に行われた手術の様子(事例)を見せていただきました。脳動脈瘤、脳血管障害、 脳腫瘍の奇形の手術など、どれも高度な技術を駆使した手術でときには、8時間にもおよぶことがあるそうです。顕微鏡を使って腫瘍を取除いたり、クリップで血管を塞いだり1ミリいやそれよりもっと小さい作業をするということなので手術にあたられる医師の皆様は、大変な緊張とストレスを強いられるのだろうと思いました。それも、日々の診察を終わらせてから手術にのぞむということですから驚きでした。 質問タイムでは、会場の方から長時間に及ぶ手術の時、トイレはどうされるのですかの質問に手術の前に大量の水を飲んでおいても皆汗になってしまうとのこと。素人の私には、まったく想像がつかない世界です。最後に松居教授から埼玉医科大学総合医療センターでは、 地域の医師会との連携の強化を図っていること。患者さんの了解のもとに患者さんの病状、治療方針、臨床検査内容などが紹介医に報告できるようなネットワークがあることなどのお話がありました。我が家でもサイレントキラーと呼ばれる糖尿病、高血圧をかかえている夫がおりますので脳硬塞、脳出血という厄介な病気にかからないようにしたいと思っております。「自己管理をしかっり」とを願いつつ。
この度の貴重な講演で勉強させていただく機会をつくっていただきましたMさん ありがとうございました。 新井 (69短教)