SSイベント報告+役員会より

東京女子大学同窓会 埼玉支部の活動のあれこれと役員会からの報告をお伝えします。
2016/11/19(土) 第13回クリスマス チャリティコンサート「リュートの愉しみ」

■開始前

準備は10時から始まります。雨の中、第1陣のスタッフ数名が集まります。

まず看板の掲示、会場設営など。ピアノ、椅子の配置には、毎年とても神経を使います。

pocoさん作のレイアウト図(演奏者、幹事、会場オーナーなどが半年ほど前から検討したもの)に従って、スタッフ全員で手際よく配置します。

リュートの音色を考慮して、今回演奏者の位置と聴衆の位置を大きく変えました。

ピアノの移動にはスタッフのご主人にもお手伝いをお願いしました。

 

30分ほどすると、演奏家3人が到着してリハーサルを始めます。

スタッフでスタジオオーナーのA.Aさんが照明、音響などを調整します。

同じころ、遠方からの第2陣スタッフも合流して、それぞれ担当の準備にとりかかります。

ティータイムのケーキ調達、カード販売の準備、お茶の準備、受付の準備、高齢会員の出迎えなどなど。

この間1時間半ほどの間に各自お昼を済ませて準備完了。

 

やがて手芸の会の一団も到着。手作り作品の販売準備を始めます。

福祉団体に届ける収益、今年はどのくらいになったでしょうか。

そうこうしているうちに、参加者がぼつぼつ集まり始めます。

受付では参加者の名前をプリントした小さいカードを渡します。

帰りには間違いなく自分の靴で帰ってもらうために靴に入れてもらうのです。

 

■演奏開始

午後1時30分、いよいよコンサートが始まります。

進行役はプチさいたま代表のpocoさん。

演奏者は、リュート演奏家の 櫻田 ( さくらだ ) ( とおる ) 氏を中心に、専門は声楽ながらリュートも演奏なさる山崎綾子さん、それと埼玉支部会員ながらリコーダーとリュートの演奏をなさる小坂和子さん。

pocoさんから3人のプロフィールが紹介されました。

 

♪櫻田さん

日本ギター専門学校・オランダハーグにある王立音楽院卒業。

リュートを佐藤豊彦氏に師事。

リュートソロだけでなく歌や笛などとの小編成のアンサンブルにも定評がある。

佐藤氏とともにリュート&アーリーギターソサエティ・ジャパンを設立、愛好家の育成にも力を入れている。

音楽以外では、西洋美術や茶道にも造詣が深い。

 

♪山崎綾子さん

東京音楽大学音楽学部声楽専攻卒業。声楽を学ぶ傍らリュートを櫻田亨氏に師事。ソロ活動、合唱指導、ボイストレーナーとして活躍中。

 

♪小阪和子さん

リコーダーに合わせてリュートを櫻田亨氏に師事。東女大日文科卒。

 

プログラムは、ルネッサンス時代の優しい伸びやかな曲が、ソロ、合奏、また独唱を交えるなどヴァラエティ豊かな構成で演奏されました。

前半は、イギリスの音楽が10曲ほど 、とくに作者不詳の名曲グリーンスリーブスは、3台のリュート、 歌とリュート、リコーダーとリュートなど、さまざまなアンサンブルで5曲、何回か聞いたことのある曲だけにとても楽しめました。後半はフランスの音楽とイタリアの音楽で、いずれも櫻田氏のリュートを中心にした聞きごたえのある演奏でした。

 

合間に櫻田氏のトークで楽器の説明や曲の紹介がなされ、これがまたとても楽しく、会場が中世の貴族の館のように優雅な雰囲気に包まれました。初めて聞くリュートの音色に一同うっとりして、とてもいい時間が流れました。

 

♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

櫻田さんのお話から…

リュートは、中近東で生まれヨーロッパ、中国を経て、日本に伝わって「琵琶」となった。

16〜17世紀、ヨーロッパ中で非常に人気のあった楽器で、リュートを弾けることが貴族としてのステータスだった。

エリザベス女王1世もお好きで、中でもガリアルドというダンス曲が大好きだったそうです。

理由は、寒いのでリズミカルなダンスで温まる、もう一つは素敵な男性と踊る愉しみ。

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 最後はクリスマスメドレー!リュートの伴奏で「♪荒野の果て」「♪諸人こぞりて」「♪牧人羊を」「♪ひいらぎ飾ろう」を会場全員で歌いました。

大きな声でいいですね、と櫻田さんに褒められて(呆れられて?)、後半はさらに元気な声で歌って、一足早くクリスマス気分を味わいました。

3人の美女から花束が贈呈され、アンコール曲の演奏。

またもグリーンスリーブスの曲に日本語の歌詞、これを山崎さんの美しい声で聴かせていただきました。今回はいろいろなグリーンスリーブスを堪能できて大満足でした。

 

■ティータイム

椅子の配置を変えてお茶とお菓子をいただいた後、K.Aさんの温かい進行で歓談が続きました。

今日は静かな曲を聞かせていただいたが、リズミカルな元気のいい曲はリュートではやらないのですか?

(A:バロック音楽には早いテンポのものもあります)

どういうきっかけでこの古い楽器に取り組まれるようになったのですか。

(櫻田さんのA:師匠の佐藤豊彦先生にめぐり合ったこと。現在も指導を受けている。)

(山崎さんのA:声楽が専門なので、弾きながら歌える楽器を探した。大きすぎたり重すぎたり、いろいろ検討して、軽いリュートに決めた。)

(小坂さんのA:軽いこと、高齢者に向いている。)

古い風景画にリュートを持った青年などが描かれているが、野外でも演奏するのか。

バルコニーの恋人に向けて演奏するのもリュートですか。

衣装が中世の雰囲気で素敵ですが…。 (身ごろは着物の帯地、袖と襟をつけて仕立てた)

など、櫻田さん曰く「文化的(笑)な質問」が続きました。

 

■支部長N.Oさんの挨拶、pocoさんから、裏方スタッフ、スタジオオーナー、そして演奏を聴きにいらしてくださった皆様への感謝の言葉、などが続いて、幕が下りました。

希望者は打ち上げパーティで余韻を楽しみました。

 

最後のチャリティコンサートを終えて

 

13年前、持田久米子さん(故人)の発案で始まったコンサートが、今回で終止符を打つことになりました。

最初からずっと携わってきたものとしては若干の寂しさを感じています。

13回それぞれに思い出深いものですが、私自身は今回のコンサートが最高だったと思います。

心から楽しみました。演奏そのものが素晴らしかった、リュートの音色が心に沁みた、それに埼玉支部の会員の小坂さんが演奏されたなどのせいでしょうか。

ティータイムの話し合いもよかったですね。

最後ということで心に残ったのは、裏方を担うスタッフ全員の気持ちが一つになって、お茶の接待、下足番、会場の設営・片付け、こまごまと配慮して、黙々となすべきことを、否それ以上の働きを、すべてのスタッフが行う姿でした。

代表のpocoさんを中心にきめ細かい準備を重ねたからこその成果、これは何物にも代えがたい宝物です。

最初の頃のたどたどしい運営を思い出すと、13回の間に芸術品のように磨き上げられた姿に涙がでるほど感動しました。

その中の一人として参加してこられたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

最後に雨にも時にはみぞれの日も聞きに来てくださった多くの皆様にお礼申し上げます。

そして、こんな素晴らしい企画が今回で終わってしまうのは残念だと今更ですが思っています。

いつの日か、どなたかがまた新しい形でスタートしてくれることを祈っています。

(H.O)

 

毎年11月第3週の土曜日のお昼過ぎの、一足早いクリスマスチャリティーコンサートに、いつも新鮮なわくわくした気持ちで参加させていただけたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

13回、バラエティーに富んだ楽器や歌声の持ち主が登場し、参加者は演奏者と同じ目線で音楽空間を共有しました。

そしてティータイムは、「こんなことを直接聞いてみたい!」という参加者と、それに誠実に答える演奏家との熱く和やかなひと時となりました。毎回、参加者の機知に富んだたくさんの質問のおかげでコンサートをより深く楽しむことができました。

そして手芸部の素敵な作品、交流奉仕部のクリスマスカード、T.A.さんのクリスマスグッズ、A.N.さんのお菓子やけやきの郷のクッキー等の色彩に包まれ、温かい飲み物とケーキにほっと一息。

終った後の参加者とスタッフの笑顔に支えられてきた13回だったと思います。

これまで縁の下の力持ちになってくださっていながら、最後のコンサートに参加できなかった皆様にも今回のコンサートの様子を上述のH.O.さんのレポートで楽しんでいただければと思います。

(K.A.)

 

アルバム→ こちら

| クリスマスチャリティコンサート | 22:09 | comments(0) | - |
第11回クリスマス・チャリティー・コンサート
クリスマスまで余すところ1ヶ月と10日という11月15日(土)の午後1時、同窓のAさんが運営するスタジオ・プラネットにて、さいたま市地区ミニ支部会主催の「ヴィオラとピアノのデュオ・コンサート」が開かれました。



<コンサート>
出演:田端誠治(ヴィオラ)、佐藤瑞恵(ピアノ)

第1部
・無伴奏組曲第一番「プレリュード」・・・・・・・ J. S. バッハ
・「ユーモレスク」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ドヴォルザーク
・楽器弾き比べ(ヴィオラ/ヴァイオリン)
 「メヌエット」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ J. S. バッハ(ペッツォルト)
・ヴァイオリン演奏「ガヴォット」・・・・・・・・ ゴッセク
・歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』より「間奏曲」
         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ マスカーニ
・「愛の挨拶」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ エルガー
・「グリーンスリーブスによる幻想曲」・・・・ ヴォーン・ウィリアム

第2部
・「ジュ・トゥ・ヴ」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ サティ
・ピアノ独奏
 「ソナチネ」第2楽章・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ラヴェル
・音楽映画
 『アラジン』より「ホール・ニュー・ワールド」
 『未成年』より「青春の輝き」
 『ピノキオ』より「星に願いを」
・みんなで一緒に
 「いつくしみ深き」讃美歌312番
 「さやかに星はきらめき(O Holy Night)」讃美歌219番
 「アメイジング・グレイス」
 「カレッジヒム (A Hymn for Tokyo Joshi Daigaku)」



前支部長の志賀さんを通じてお越しいただいた田端誠治さんと佐藤瑞恵さんは、武蔵野音楽大学の同期生。
息の合ったデュオによるクラシック、近代の楽曲、映画音楽・・・色とりどりの演奏に約50名の聴衆は酔いしれました。

長さ30センチ代のヴァイオリンに比べ、42センチもあるヴィオラの響きは力強く、しかも優しく、自然の中に溶け込むような音色を奏でます。
田端さん演奏のエルガーの「愛の挨拶」は、聞き慣れた若々しい浮き立つようなイメージとは全く異なり、長い年月を共に過ごして来た夫が深い愛情で妻を包むような落ち着いた温かい音楽となり、「青春の輝き」ではカレン・カーペンターの美しいアルトを再現。

佐藤さんのエレガントなピアノ演奏にも心癒され、「みんなで一緒に」歌うコーナーでは楽器の響きと一体となる体験もして、心に残る、楽しいコンサートとなりました。

<ティータイム>



紅茶と、「長野お菓子教室」手作りのバター薫る美味しいお菓子が振る舞われたティータイムでは、好奇心旺盛な同窓生たちからの質問が相次ぎました。
演奏活動の傍ら小学校で教鞭を取る田端さんは、楽器の構造や演奏方法から音楽教育まで多岐に渡って解説してくださり、参加者一同知識を深めることができた有意義な時間となりました。

<チャリティー販売コーナー>



「けやきの里」のクッキー、毎回大人気の「手芸の会」の編み物やアクセサリー、Aさん作製のため息が出るような美しくセンス溢れるデコパージュとクリスマスカード、目にも美味しい「長野お菓子教室」のケーキやクッキーが並びました。収益は埼玉支部を通じて支部会員の関係する福祉団体に寄付されます。

全てに渡り、とても意義深いコンサートとなりました。
演奏者の田端さま、佐藤さま、ご来場くださったみなさま、どうもありがとうございました。


<舞台裏>
準備:10時過ぎには午後1時から始まるコンサートの準備に15名近くのスタッフが集合。
会場の設営、受付やお茶、販売の準備に大わらわ。


椅子を運んで並べて・・・腰痛をも怖れず張り切りました。
大丈夫だったかなぁ?


洗ったり拭いたり並べたり。
素手での作業、手が荒れませんでしたか?


ティータイムのお菓子の包装に、クリスマスのかわいいシールを貼るのですが、とーっても小さくて裏紙を剥がすのがたーいへん。
でもこれが貼ってあるのと無いのとでは大違い。頑張りました。


販売用のお菓子。お盆に載りきらない程あったのに、早い時間に完売!
お菓子作りには長野先生のもとボランティアたちが3日間に渡って協力。
レシピはService & Sacrifice。愛がたーっぷりこもっています。


演奏者用にお昼の準備。気持ち良く過ごしていただきたくて心を砕きました。


片付け:お客様がお帰りになった後も大忙し。
テーブルと椅子を片付けて、洗い物して、お掃除して、
  
ピカピカにして会場をお返しすることが出来ました。

運営スタッフのみなさま、本当にお疲れさまでした!

M.H.

アルバムは → こちら


 
| クリスマスチャリティコンサート | 21:44 | comments(0) | - |
第10回 クリスマス チャリティ コンサート
2013年11月16日(土)             
 
第10回 Christmas Charity Concert @ スタジオ・プラネット
 
まさに光陰矢の如し。第1回のコンサート以来、同窓生オーナーのスタジオ・プラネットで開催されています。
奇しくも記念すべき第10回は第1回の出演者の塩谷 靖子(しおのやのぶこ)さん。「日本の歌、世界の歌」で赤いドレスと澄み切った歌声が印象的でした。今日は「〜秋から冬への移ろい〜」というタイトルで日本の歌やカンツォーネを聞かせていただく予定でした。
 人生何がおこるかわかりません。
出演者の塩谷さんが風邪をひかれてしまいました!
この連絡が入ってからのプチさいたまの幹事の皆さんの対応ぶりの見事さ、まさに目をみはるものがありました。
また塩谷さんは夜を徹してトークや朗読中心のプログラムを構成し、エッセイストの一面も私どもに披露してくださいました。会場にお見えになってからもお昼も召し上がらずに最後まで最善の努力をなさっていたと伺いました。さすがプロと同窓生としても誇りに思います。
 
こういうハップニングにも関わらず47名の参加者は塩谷さんのお話や珍しい『虫』の鳴き声に耳を傾け時間のたつのを忘れました。今日のいでたちの黒にちなんで「烏」の話からはじまりました。
 
よく聞く虫は、コオロギ科・マツムシ科・ケラ科。ご主人と、虫の音を聞きに夜散歩する。「コロコロコロ」というきれいな声はエンマコオロギ、マツムシは「チッチロリン」、クツワムシの「ガチャガチャ」、クサヒバリの「フィリリリリリ」、高いところから怒鳴るような「リーイリーリーリー」はアオマツムシ、カンタンは「ルールールールー」、など沢山の虫の声をCDで紹介していただきました。この世界でも外来虫が勢力を増してきているそうです。
 
塩谷さんが好きなのは、虫よりもバードリスニング。
 
今日聴いたのは:カッチーニのアヴェマリア・Over The Rainbow ・千の風(塩谷さん訳)My Way (心をうつ熱唱でした)・ドナドナ・(塩谷さん作曲)紙細工。瞠目の情報は、カッチーニのアヴェマリアの作曲者は、実はロシアのヴァヴィロフで二十数年前の作曲らしいということです。(私の古い頭ではもう切り替えられない!)

さまざまの虫の声(それぞれ単独に鮮明に録音してあり、貴重な資料)に塩谷さんのエッセイの朗読に耳を傾けているうちに時は静かに流れていきました。

※塩谷さんの歌はホームページでも聴けます。
塩谷靖子の歌の広場
 
ティータイムはNさんの美味しいお菓子(応援隊も確立、販売用のクッキーも完売)感謝

いつものように軽妙なAさんの司会でざっくばらんな質疑応答。ご主人が風邪をうつした犯人とかで今日は心配されて伴奏のお嬢様とともに会場まで足を運んでくださっていたので、質問の直撃、きっとびっくりされたと思いますが、靖子さんとの散歩はどのくらいの頻度かとか.... (秩父出身のご主人にとっては、虫は全然珍しくないとのこと!)日本の男性にとっては照れる質問だったでしょうが、さらりと受け流されて素晴らしいご夫婦だなと羨ましく思いました。秩父出身のご縁で埼玉支部の特別会員はいかがですかと司会者がすかさず声をかけ座がわきました。
 
塩谷さんが声楽を始めたのは、42歳の時に歌った曲を音大の先生に褒められたのがきっかけ。
 
12月14日14:00から高輪の区民ホールで、コンサートが開かれます。時間の許す方は是非いらして頂きたいと出席者全員にチラシをくばられました。希望者は、できたら塩谷さん直接または小澤さん経由でチケットを購入してほしいそうです。区民ホールの近くにとても美味しいイタリアンがあるのでそこに集合ランチの計画もあります。詳細は小澤さんにご連絡ください。

手芸部の作品、クリスマスカード、塩谷さんのCD,などなど販売の方も大変なにぎわいでした。
 
心のこもった「お・も・て・な・し」のひと時でした。
Merry Christmas.
 
          Guri 

※ アルバムはこちら→ http://photo.twcu-saitama.com/?eid=70

※ 塩谷さんのホームページ→ ソプラノ歌手・エッセイスト 塩谷靖子
| クリスマスチャリティコンサート | 21:20 | comments(0) | - |
第9回クリスマス・チャリティ・コンサート  

2012年11月17日(土) プチさいたま主催

 マンドリンとギターの調べ 
              
演奏 ふたば会

         
          於:スタジオ・プラネット

 例年通り11月の弟3土曜日にクリスマス・チャリティ・コンサートが浦和のスタジオ・プラネットで開かれました。今年も同窓生のAさんのご好意により会場をお借りしました。42名の参加でした。

 天気予報は午後から雨ということで、浦和はどんよりと重たい雲が垂れ下がっていました。昨日(16日)に衆議院が解散となり、早速政党の演説カーが駅前を占領していました。
人ごみをぬって、商店街の一角にあるビルの階段を上り、スタジオのドアを開けますと、見慣れた同窓生の方々が満面の笑みで「いらっしゃい!」と迎えてくださり、ほっとしていっぺんに心の中が暖かくなりました。

会場はコンサート用に座席などが準備され、一隅では支部のブランドとも言えるNさんの手作りクッキー、Aさん作成のクリスマスカード、手芸部のアクセサリーや袋物等、多々の作品が販売されていました。外の寒さがウソのように会場はすでに熱く盛り上がっていました。

13時30分、定刻どおりにコンサートが始まりました。
会場が暗くなり演奏者にライトが当たると11名の演奏者の譜面台の譜面カバーが緑色に統一され、またそれぞれが白や赤の服を着用されていて、いっぺんにクリスマスの雰囲気になりました。




コンダクターのOさんから曲の紹介や楽器の説明を受けながら演奏を楽しみました。


プログラム
 
第1部                                          
 パリの空の下セーヌは流れる                 
 オー・ソレ・ミオ                                  
 見上げてごらん夜の星を                      
 パヘルベルのカノン                             
 女学生                                          

第2部
 アマポーラ
 君が欲しい
 ホフマンの舟歌
 リベルタンゴ
 旅愁を主題とする変奏曲


 ポピュラーからクラシックまで色々なジャンルで、しかもどなたでも聞き覚えのある各国の馴染み深い曲を幅広く選んでくださっていました。会場の広さが室内楽にちょうど良く、すみずみまで繊細な音色が伝わってきました。時には可愛らしく、時には明朗快活に、そして哀愁を帯びて、聞き入っている方々は自然とメロディに身をゆだねてリズムをとっていました。

 ふたば会は東京女子大学のマンドリンクラブOGのみなさんにより1957年に結成され、現在40名のメンバーがいらっしゃいます。本日はコンダクターを含め12名の方々がいらしてくださいました。1st マンドリン 2名: 2ndマンドリン 2名: マンドラ 2名: マンドチェロ 1名: リュート 1名: ギター 3名という構成です。
 マンドリンは2本の弦でひとつの音をだし、4種類の音の高さを8本の弦で表現します。リュートは5種類の高さをもち、10本の弦を使います。繊細なビブラートの音色は2本でひとつの音をだすからでしょうか。

 アンコール曲として「オーホーリーナイト」が演奏され、クリスマスの雰囲気を楽しみました。
最後に「星にねがいを」を演奏にあわせて全員で歌いました。

その後会場のレイアウトを変えて、ティータイムをもちました。このときもNさんの小豆入り抹茶ケーキを紅茶とともにいただき、ふたば会の方々と歓談いたしました。「どれぐらいの期間でマンドリンをひけるようになるのか」という質問も飛び出しました。きっと音色に魅せられたのでしょう。ちなみに「一年ほど頑張れば、それなりの曲がひける」そうです。

 名残惜しいひと時を過ごし、終わりとなりましたが、東女生の本領発揮!!? 皆でいっせいに動き始め、椅子やテーブルはあっという間に片付き、グランドピアノまでも女傑たちにより運ばれ、定位置に戻されました。

 企画からチケット、プログラム作成・・・・・・・すべてのことがホームメードで、人の手の温もりが伝わる暖かいコンサートでした。


ふたば会 http://futaba-kai.net/

当日のアルバム→ Click here

                   文責・M.M

| クリスマスチャリティコンサート | 16:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
第8回 Christmas Charity Concert
=筝曲でつづる日本の四季=

  11月19日(土) 毎年恒例のクリスマスチャリティコンサートが浦和駅そばのスタジオプラネットで開かれました。今年は原多喜子さん(68文史)とそのご友人の小島恵美子さんに箏演奏を披露して頂きました。48名の出席者を得、盛会でした。

  午後1時ごろからぞくぞくと同窓生が集まり始め、スタジオのカウンターに置かれたお菓子教室のNさん手作りの大人気のクッキーやケーキ、室内奥には手芸部製作のマフラー、アクセサリー、エプロン等、Aさん製作のクリスマスカードやペーパークラフト等が飛ぶように売れていました。

    手芸部の販売用作品 
        -手芸部の作品-
  
    ペーパークラフトのツリー
    -Aさん製作のペーパークラフトのツリー-

  同窓生同士のあいさつ、買い物が一段落すると、プチさいたま代表の小澤さんの開会のご挨拶があり、演奏者お二人の紹介が終わると、すぐに原さんの箏の独奏がはじまりました。

曲目は「六段の調」「さくら・21」。
柔らかい箏の音色が流れ込むように室内を満たし、参加者はうっとりと音色に身を任せて楽しみました。

    箏の演奏
    -素敵な着物をお召しになった原さんの箏の独奏-

  次はご友人の小島さんが加わり、お二人の合奏。
曲目は「ひぐらし」「秋の七草」「千鳥の曲」「赤壁賦」の4曲。
日本の四季をそれぞれ表現する3曲と最後は宋の有名な詩人蘇軾の「赤壁賦」を元に作曲されたもの。
お二人の箏の音色は迫力を持って室内に満ち、お二人の唄声は朗々と箏の音色に調和して響き、平安時代の雅の世界に導かれていくようでした。とても気持ちの良い時間が流れました。

     二人で箏の合奏
     -室内を満たすお二人の箏の演奏と唄声-

  志賀支部長よりお二人に感謝のごあいさつの後、Tea Break。その間、質疑応答がありました。

    Tea Time のお菓子   
    -お茶のために準備された和菓子-

    質疑応答の時間                                
    -箏に関する全般を説明中の原さん-

  様々な質問が飛び交い、それに原さんは適確に説明されました。
箏の材質は桐の木、木目を生かして龍を模しているそうです。
箏の右端の切り口は龍口と呼ばれること、また湿度、温度などで微妙に音質が変化し、繊細な手入れが必要とのこと。
上手にわかりやすく説明してくださる原さんは、現在小学校に出向き、高学年の生徒たちに箏の演奏技術を教授、「さくら」ぐらいは簡単に弾けるようになるそうです。お二人ともリサイタル開催、各種演奏会、後進の育成などお忙しい毎日を送られている中の、この日のコンサート出演でした。
どうも有難うございました。

最後に箏とスタジオのオーナーのAさんのフルートという贅沢な伴奏で、懐かしい「里の秋」「聖夜」を全員で合唱して大満足のうちに終わりました。

    皆で合唱
     -ぜいたくな伴奏つきでの、全員の合唱-
 
                         (Tommy)
 

| クリスマスチャリティコンサート | 08:01 | comments(0) | - |
第7回クリスマスチャリティーコンサート ボニージャックス 鹿島武臣さん
 今年もお天気に恵まれた11月20日(土曜日)午後1時30分から、同窓生Aさんのスタジオプラネットでチャリティーコンサートが開かれました。出席者は50名でした。
 鹿島武臣(たけおみ)さんは昭和33年(1958年)に早稲田大学グリークラブのメンバー4人で結成されたボニージャックスのバリトン担当の声楽家でいらっしゃいます。埼玉在住60年、同窓生のAさん、Iさんとも長いお付き合いで、今回もそのご縁で出演を快く引き受けてくださいました。またMさんのご主人も学生時代の先輩ということで駆けつけてくださいました。

 曲目は   こんな静かな夜
         白いブランコ
         青葉城恋歌
         シクラメンのかほり
         こいさんのラブコール
         風のマーチ
 それからアンコールに
         好きにならずにはいられない
と素敵なバリトンの響きで私たちを魅了してくださいましたが、歌と歌の間のユーモアと知性にあふれたお話にもすっかり惹きこまれてしまいました。テノール(2人)、バリトン、ベースそれぞれの典型的なお人柄についてのお話(ちなみにバリトンは人格者が多いとか、、、)、ラジオ放送の初期の頃の
レコード使用の是非に関する論争、歌詞の難しさについて、グループが52年も続いた秘訣の一つ「よく喧嘩をすること」からは子供の教育論へと話題は発展、いろいろなお話を伺うことで歌もさらに深みを増して心に響いてくるようでした。
 ティータイムは皆さま期待のNさんのケーキをいただきながら、和やかに質疑応答がなされ、ボニージャックス誕生秘話などさらに興味深いお話を伺いました。鹿島さんとの楽しいエピソードを披露された方も何人もいらっしゃいました。花束をわたしてくださったYさんはかって女子大の日韓交流プログラムに参加、その縁で、今回1週間ほどOさん宅にホームステイ中とのことでした。
 会場では手芸の会、お菓子の会の作品、Aさんオリジナルのクリスマスカード、同窓会グッズなどセンスがよく心のこもった品々が販売され、お買い物を楽しむ方々で賑わっていました。
 おしまいはKさんのキーボードの伴奏で賛美歌103番、106番を合唱し、余韻に浸りながら温かな思いを胸に会場をあとにしました。
                                               リンリン

尚、当日の写真は写真館でお楽しみください。
| クリスマスチャリティコンサート | 17:22 | comments(0) | - |
クリスマスチャリティーコンサートのアルバム

 2010年のコンサートも無事楽しく終わりました。

アルバムは こちら

 

| クリスマスチャリティコンサート | 19:19 | comments(0) | - |
チェロとピアノのクリスマスチャリティーコンサート 09
木々の葉も美しく紅葉し、小春日和の穏やかな天気に恵まれた 11月21日(土曜日)午後1時半より第6回クリスマスチャリティーコンサートが開催されました。
 
会場は同窓生のAさんが、毎年提供して下さる浦和駅より至便の場所のスタジオプラネットです。これまではお一人で何役もこなされていたOさん、Aさん、Yさんに替り今年より、プチさいたまの幹事の皆様が主になってお働き下さり、例年どうりの手作りの温かな素晴らしいコンサートになりました。

 コンサートは、Mさんの和やかな司会により温かな雰囲気に包まれながら始まりました。今年は、女子大の園遊会で、YさんとOさんが”ひとめぼれ”をなさって、このコンサートへの出演を依頼され、それを快諾して下さいましたチェロ奏者の中馬脩氏(東京バッハアンサンブル)、1991年東京女子大学文理学部英文学科を卒業後、企業に勤務なさりながら2001年にはイギリスの夏季音楽講習プログラムに参加し、それ以後ご趣味で演奏活動をなさり、女子大の園遊会での演奏会では、常に中馬氏の伴奏を務め大好評を博していらっしゃる石関祐子氏のお二人の演奏でした。
     2009年クリスマスコンサート
 息のあった演奏は温かな音色とハーモニーで、会場全体が幸せな雰囲気に包まれました。<いつまでもいつまでも聴いていたくて、終わってしまうのがもったいなく感じました>とのお声が聞かれました。

1部は、愛のあいさつ、ヴォカリーズ、白鳥、ガヴォット、G線上のアリア、15分の休憩をはさんで、2部は、セレナード作品54−2、ラルゴ、夢のあとに、ギターの調べ、アヴェマリア、アンコールには素敵な子守唄をと、お馴染みの曲や、楽しい曲、しみじみと懐しい曲と演奏して下さいました。

 素敵な会場で、こんなに身近に身体にしみいるようなチェロの音とピアノの合奏にみな言葉もなく夢の中にいるようで幸せな気分に満たされました。
その後、Aさんの楽しい司会で、皆が楽しみにしているNさんの手作りのケーキとIさんの細やかな気配りにより適時に美味しく入ったコーヒーと紅茶を戴きながら今日の演奏の曲目のこと、女子大の今昔のあれこれなど、楽しいひと時を過ごしました。中馬氏がまるで同窓生のように女子大の今昔をご存知でいろいろなお話をして下さり、隠れ同窓生であられることが判明してすっかり皆嬉しくなり和気あいあいでお話がはずみました。

 休憩や演奏が始まる前には、手芸の会の皆様の作品やらAさんの手作りカード、Nさんのクッキー等の数々を思い思いにひやかしながら買い物を楽しみ満喫いたしました。石関さんもお帰りには、お買いになった帽子をかぶっていらっしゃいました。
 
 この収益は、チャリティーに供されました。終わりに讃美歌312番(星の界)を合唱して、名残りをおしみながら、それぞれ温かな気持ちで帰途に着きました。ご来場くださった方は48名でした。 
                           72年英米文学科卒 I-chan

写真館にアップしました こちら POCO
| クリスマスチャリティコンサート | 12:35 | comments(4) | - |
第5回 Christmas Charity Concert
  「日本の抒情歌&イタリアの愛の歌」
              ソプラノ:井口慈子さん(文日卒)
              ピアノ伴奏:岡田良子さん(短教卒)
                
〜11月15日(土)、浦和スタジオ・プラネットにて〜


七五三のおめかしをしたお子様を見かける晩秋の午後、ひとあし早いツリークリスマスチャリティーコンサートツリーが約50人の参加者で開かれました。

    井口さん岡田さん
第1部
1.ゆりかご 2.ねむの木の子もり歌 3.お菓子と娘
4.さくら貝の歌 5.藤の花 6.初恋
井口さんは緑のドレスで、懐かしいメロディーや初恋のせつない想いをしっとり・・・・。

第2部
1.わが心 もはやうつろになりて 2.カロ・ミオ・ベン
3.愛のよろこび 4.理想の女 5.最後の歌
赤のドレスに着替えられて、迫力の声量で情熱的に歌い上げられました。
透き通る歌声に心を奪われ、時が経つのを忘れてしまいました拍手

ティータイム・みんなで一緒に
井口さん、岡田さんを交えて、長野さんのお菓子でお茶を楽しんだ後は、
参加者全員で、「サンタ・ルチア」をナポリの風景を頭に浮かべながら大合唱♪♪♪井口さんの丁寧なご指導のもと、8回くらい歌ったでしょうか楽しい。イタリア語を教えていただいて、みなさんもいい気分、迫力あるお弟子さんのモデル独唱に倣って、声を張り上げました。拍手

今回出演のソプラノ歌手の井口さんは、趣味のコーラスが高じて50代で芸術系最難関校の東京芸術大学に入学された魅力的な経歴をお持ちです。現在はコンサート出演、歌の指導などにお忙しい毎日だそうです。
ピアノ伴奏の岡田さんは幼少期からエレクトーン、高校からピアノを始め、現在は自宅での指導や演奏活動をされています。

お二人は指導されている東女の「コーロ・ベラ」でご一緒だそうです。歌う心地よさを体感するために皆さんもまずは「コーロ・ベラ」に顔をだしてみませんか?とお誘いがありました。

グッズ販売
手芸の会の作品、新井さんのクリスマスカード、長野さんのクッキーなどはすべて完売、最高の売上げを記録しました。売上げは支部会員が関連している福祉団体に寄付されます。また、井口さんのCDも完売、その一部をご寄附いただきました。皆さんの温かい心が届くことでしょう。

卒業してからも、趣味や特技を通して集い、それを奉仕につなげていく・・・東女の建学の精神がいつまでも引き継がれているすばらしさを、改めて感じたひとときでした。
                        
                             ミキティーポッ

Bobママ作の当日のアルバムは  こちら です。
   
| クリスマスチャリティコンサート | 22:48 | comments(4) | - |
第4回 Christmas Charity Concert
小春日和の中、今年は同窓生の桜 みね子(佐藤峯子65文英)さん出演の
「ピアノとギターによる愛のシャンソン」が開催されました。
参加予定者全員出席で、このコンサートの人気は定着してきています。

第一部ピアノと共には、
1.明日は月の上で 2.ロマンス 3.愛の讃歌
4.スカーフ 5.ミロール 6.もう一度
ピアノと
 スカーフは、桜さんの同級生の熊谷さんからの特別リクエストだったそうで、3分間ドラマを情感込めて唄って頂きました。桜さんの腕はか細く、ボディも大変スマートなのに声量たっぷりで、特にシャンソンに合ったお声に感じました。

 第二部ギターでしみじみと は、
7.サクランボの実る頃 8.小雨降る径 9.ラ・ボエム 
10.インシャラー 11.花祭り 12.コンドルは飛んで行く
 インシャラーはイスラムの唄からとか、普段聞き慣れているシャンソンとは違う曲が聴けて新鮮でした。 パートナーの川畑暁義さんのピアノとギターの伴奏は勿論唄も素晴らしくて、桜さんとピッタリ息が合った演奏に全員うっとり聞き惚れました。
白いドレスで

 演奏後のティータイムでは、出演者のお二人を囲んで長野さん手作りのケーキを頂きながらの歓談。忌憚ない質問がいろいろと飛び出したのに、桜さんは丁寧に答えてくださって、心温まる一時でした。
 桜さんは、高校生の頃に習ったギターをきっかけに、趣味が昂じて50歳の頃にシャンソンの世界に入られたそうですが、「人生で新しいことを始めるのに年齢は問わない」という立派なお手本を示してくださって、私も少し元気が出ました。

 会場では、クリスマスカード(新井さん作)や手芸の会作品であるクリスマスグッズの販売もあって、いつも「買う人」の私は、ビーズブローチや毛糸のソックスを買いました。皆様のあたたかいお心で豊かな気持ちになって会場を出て参りました。
いつもながら裏方でご苦労なさっている役員の皆様、そしてスタジオ・プラネットオーナーさま、本当にありがとうございました。

                      北爪 和子 
| クリスマスチャリティコンサート | 23:35 | comments(3) | - |
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